事業継続支援金に続き新型コロナウイルス感染症の影響により、売り上げが大きく減少している市内中小・小規模事業者が、業態の転換等、事業内容の見直しの取り組みを行う経費の一部を助成する制度ができました。
当初は募集期間が短かったのと私の個人事業ではちょっと無理かなと思っていたのですが、期間が2か月延長されたことと今後世の中がどう変化するのか?何が必要になるのか?知りたいので調べていくことにしました。今回の補助金を見送った方は、私と同じく今後を見据えた意味でも、今後追加で補助金が出る可能性にも期待して調べてみることをおすすめします。
補助金が出るくらいですから、概ね「補助対象となる新たな取り組み」を事業に取り入れていかないといけないのかなと考えています。
期間等
取組期間、売上高減少月、募集期間が2か月延長しました。
- 取組期間: 令和2年2月1日から令和2年9月30日まで (変更前: 7月31日)
- 売上高減少月: 令和2年2月から令和2年8月まで (変更前: 6月)
- 募集期間: 令和2年6月15日から令和2年10月31日まで (変更前: 8月31日)
補助対象者
補助対象者となるのは、以下の全ての要件を備えている事業者です。
- 主たる事業所が岡山市内にある小規模事業者又は中小企業者
- 令和2年2月から8月までのいずれか1か月の売上高が、前年同月比50%以上減少していること
- 令和2年2月1日から9月30日までに補助対象となる取り組みを行い、支払いが完了したものであること
国・県・市等、他の補助金の対象となっている経費は本補助金の対象になりません。一度補助を受けた方は、再度補助申請することができません。国の「持続化給付金」及び市の「事業継続支援金」と重複受給が可能です。
注意点
クレジットカードで支払いを行った場合は、次の(1)(2)(3)の添付が必要になります。
(1) クレジット払いであること及び金額の内訳が明記された領収証
(2) カード会社発行の「カード利用明細」
(3) 引き落としが確認できる通帳の写し
以下の書類をざっと見てみましたが、ポイントは「新たに」というキーワードでしょうか?あと消耗品や固定経費はほぼNGですね。
補助対象となる新たな取り組み
補助対象となる新たな取り組みは以下の通りです。いずれも本格的に取り組むとなると計画とお金が必要になります。
- テレワークの導入
- テイクアウト・ドライブスルー・デリバリー・移動販売の導入
- インターネット販売等の通信販売の導入
- インターネットを利用した販路拡張 (Web展示会・オンライン商談会等)
- オンラインレッスン・Webセミナー・課金制ライブ配信等の導入
- 店舗改修工事 (業態転換に伴う工事、3密対策のための空調設備導入等)
- 感染症対策用品の製造への参入
- ウィズコロナ時代にふさわしい新事業への転換・参入、新しいサービスの開始、新商品の開発等
- テラス営業の導入 (※7月14日追加)
無料で始められたり、今すぐ始められるもの
しかし、以下なんかは無料で始められたり、今すぐ始められるものもあります。
- テレワークの導入
- インターネット販売等の通信販売の導入
- オンラインレッスン・Webセミナー・課金制ライブ配信等の導入
- ウィズコロナ時代にふさわしい新事業への転換・参入、新しいサービスの開始、新商品の開発等
実際に私が経験したわけではないのですが、できるんじゃないかなというレベルで書いていきたいと思います。
テレワークの導入
パソコンが2台以上あれば、無料のソフトウェアやお試し期間を利用して試験的に自社内で行えると思います。で、実際に運用できそうだとなればパソコンや周辺機器などテレワーク用の機器を購入すると。
インターネット販売等の通信販売の導入
まだ自社製品をネット販売したことがない場合は試しにネットオークションに出品してみる手がありますし、制約はありますが無料から始められるネットショップもあります。運用できそうであれば有料プランにしたり、広告宣伝やコンサルしてもらうかんじでしょうか。実店舗のようにはじめからお金をかけて大掛かりに始める必要はないです。
オンラインレッスン・Webセミナー・課金制ライブ配信等の導入
こちらもテレワーク同様にスマホやパソコンと無料のウェブサービスを利用してみて、本格的にできそうであれば、サービスのグレードを上げたり機材をそろえる感じでしょうか。
ウィズコロナ時代にふさわしい新事業への転換・参入、新しいサービスの開始、新商品の開発等
まだ自社で情報サイトを運営していない場合は、今すぐにでも始めることをおすすめします。「情報サイトって、、、何を載せるの?」って思う方は、個人がブログで稼ぐ時代です。まずはブログからでも始めてみてはいかがでしょうか?
例えば飲食店であればレシピサイトはどうでしょう?「お店のレシピをタダでインターネットに公開するのか?」と言われそうですが、それも一つの案ですね。料理が好きな方やインスタ映えした写真を撮りたい方にはウケるかもしれません。しかし、考えてみてください。多くの人は一般庶民です。「家庭の材料でできるお店の味」、「インスタント食品を当店風にアレンジしてみた」などなど、お店の味を活かした大衆向けのコンテンツはいくらでもあります。
そういえばテレビで有名ラーメン店が袋ラーメンをアレンジした番組がありましたよね。
どうやって稼ぐの?
一つはグーグルアドセンスという広告がクリックされていくらという稼ぎ方です。もう一つはアフィリエイトといって、サイトに掲載したリンク経由で商品の購入やサービスの利用があればいくらといった稼ぎ方です。飲食店でいうと後者なんかは食材や調理器具なんかが思い浮かびます。
Youtubeは?と聞かれそうですが、動画編集に長けていたり、苦ではないという方はアリかと思います。しかし、一からやるとなると時間も労力もかかります。まずはテキストと写真で十分だと思います。すでにお客さんがいるわけですから、集客はSEOとツイッターかインスタグラムくらいにしておいて、コンテンツを充実させた方がいいのかなと。そして、よく見られているレシピがあればそれを動画にしてみるといった具合です。
「ふさわしい」や「新しい」、「新商品」なんていう、いかにも新しいことを始めないといけないような雰囲気ですが要はネットで完結する事業を新たに作ればよいのかなと思っています。
テレワークの導入に必要なもの・あったほうがいいもの
テレワークの導入と聞くとパソコンやタブレット、スマートフォンとテレワーク用のウェブサービスなど必要最低限のものが頭に思い浮かぶのですが、あったほうがいいものまでレベルを下げるとけっこうたくさんあります。
テレワークで買ってよかったもの47選! 大型モニターや腰を支える椅子・クッションが人気(ねとらぼ) – Yahoo!ニュース
から一部紹介したいと思います。ちなみに一番最後の「一戸建て」はさすがに笑ってしまいました。
パソコンやタブレット周りであったほうがいいもの
大型モニター
モバイルディスプレイ
プロジェクター
モニターアーム
ノートPCスタンド
タブレットスタンド
書見台 (ブックスタンド)
ミニすのこ
キーボード
デスクボード
大型モニターやモバイルディスプレイは主にデュアルディスプレイとして利用するのですが、まだ利用していない方はすぐに対応することをおすすめします。私はノートパソコンを利用しているのですが、古い使っていないテレビをモニターがわりに使っています。あるのとないのとでは劇的に作業効率が変わります。ここでは説明しませんが劇的に変わります。
デュアルディスプレイとあわせて検討してみたいのがモニターアームです。モニターアームを使ってみて便利なのがモニターの位置を自由に変えられるのが一番のメリットなのですが、もう一つメリットがあります。モニターを縦もしくは横にすぐに変えられることです。ワードなんかの縦を意識した文章を書く方にはマジでおすすめです。デュアルディスプレイの便利さをさらに昇華させた気分にです。
オンライン会議であったほうがいいもの
ウェアラブルネックスピーカー
ポータブルスピーカー
コンデンサーマイク
その他あったほうがいいものやアイデアグッズ
USBケーブル5mとHDMIケーブル5m
ワイヤレス充電器
オフィスチェア
クッション・座椅子・バランスボール
折りたたみデスク
USBケーブル5mとHDMIケーブル5mのアイデアひらめきませんでした。どう利用するかというと部屋でデスクトップパソコンを長時間使っていると室温が上がりますよね。エアコンをつけるとしてもエアコン代がかかります。そこでデスクトップパソコンを廊下において、USBケーブルとHDMIケーブルでキーボードとモニターのみを部屋に入れたそうです。
そうなると廊下の温度が上がったようなのですが、それでもパソコンのコンディションを維持できればありなのかなと感心しました。長いケーブルはいざっていう時に役立つのと、あるとIT機器を利用する幅が広がるので持っていて損はないです。HDMIケーブルは高いのでこういったときに思い切って購入するのもありかもしれませんね。
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