公益社団法人 岡山県観光連盟が運営する岡山観光WEBでは「撮りっぷ岡山ハッシュタグキャンペーン」インスタグラムを利用したキャンペーンを行っています。キャンペーンの概要は以下の通りです。
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キャンペーンの概要
思わずカメラで撮りたくなるフォトジェニックなスポットやグルメ、体験を写真に撮り、ハッシュタグ「#撮りっぷ岡山」をつけてどんどん投稿、素敵な写真は特設サイト「撮りっぷ岡山マップ」に掲載&プレゼントを進呈。さらに「これぞおかやま自慢!」という投稿には宿泊券が当たるWチャンスもあります。
プレゼント
- 撮りっぷ岡山マップ認定賞60名様 QUOカード (1,000円分)
- 撮りっぷ岡山グランプリペア1組様 県内宿泊施設のペア宿泊券
- 準グランプリ3名様 県内で利用できる宿泊券
結果発表
認定された方へはInstagramのダイレクトメッセージ (DM)機能を利用し、個別にご連絡。グランプリ・準グランプリの決定の連絡は10月下旬を予定。
応募期間
2020年7月7日(火) ~ 9月30日 (水)
応募方法
- 「撮りっぷ岡山」公式Instagram「@trip_okayama」をフォロー
- 期間中におでかけして、見つけたフォトジェニックなスポットやグルメなど「おかやま自慢」を撮影
- 写真をインスタで「#撮りっぷ岡山」と紹介文・自慢したいこと・位置情報をつけて投稿
応募資格
応募は岡山県在住又はゆかりがある方
キャンペーンが残念だなと思う理由
当初は、このタイミングで「おかやま自慢」の写真がネット上に集まればすごいいいタイミングだなと思いました。しかも写真がマップになっていれば県外の方もうれしいだろうなと思いました。SNSという無料のサービスを活用したキャンペーンかな?と思いました。
しかし、調べていくといくつか残念なことも見つかりました。
参加のハードルが高い
応募方法はインスタアカウントを持ち、「撮りっぷ岡山」公式インスタグラム「@trip_okayama」をフォローするだけなので一見するとハードルは低そうに見えますが、以下の点でハードルが高くなっているように思います。
期間中の写真であること
この新型コロナウイルスでめちゃ忙しい時にわざわざお出かけして「おかやま自慢」の写真を撮影する人がどれくらいいるんだろうか?と思います。厳密には過去のインスタの写真にタグを付けたり、過去の写真をアップすればよいのですが、審査の対象となるかはわかりません。
「フォトジェニック」という?な写真
「#撮りっぷ岡山」のタグがついた写真を見てびっくりしたのですが、フォトジェニックという言葉の通りインスタ映えった写真ばかりが目立ちます。
フォトジェニック(photogenic)とは『写真(photo)』と『〜に適した(genic)』を掛け合わせた造語で、『写真映えする』という意味の言葉です。
実はこのフォトジェニックという言葉は、海外と日本とでは少し異なる使われ方がされています。
海外では端正な顔立ちやスタイルがいいなど『人』に対して使われるのに対して、日本では『景色』『飲食物』などに使われるのが一般的です。
おかやまを自慢するにあたって映える必要があるのかな?と。参加はしたいけど私の写真なんかアップすると恥ずかしいなと思う人もいるんじゃないかと思いました。私です。
Go Toキャンペーンを意識しているであれば…
もしキャンペーンがGo Toキャンペーンを意識しているのであれば、以下の4つのキャンペーンに対して4つのタグを作成してほしかったなと思います。
- Go To Travel キャンペーン
- Go To Eatキャンペーン
- Go To Eventキャンペーン
- Go To 商店街キャンペーン
各キャンペーンGo Toキャンペーンを一言で説明すると以下のようになります。現状はこれらに関する写真が「#撮りっぷ岡山」というハッシュタグでひとくくりにされている状況です。
1、Go To Travel キャンペーン
「最大半額で」旅行できるようになるキャンペーン。
2、Go To Eatキャンペーン
飲食店で使えるポイントや食事券がもらえるキャンペーン。
3、Go To Eventキャンペーン
イベントに参加すると割引・クーポンがもらえるキャンペーン。
4、Go To 商店街キャンペーン
商店街等によるイベント開催やプロモーション、観光商品開発等の実施。
公式Instagramのやる気のなさ
7月20日現在、「撮りっぷ岡山」の公式Instagramの投稿がなんと1件です。もう少し積極的に動いてもらいたいなと思いました。
というのもこのキャンペーンはスタートがめちゃくちゃ大事です。参加方法にあるように「期間中におでかけして」なので、早い段階から認知&参加してもらわないと、それだけ「フォトジェニック」な写真が集まる機会がなくなるからです。
極端な言い方ですが、県民全員が参加できるようにするにはどうすればいいだろう?くらいの目標でよいと思います。結果はどうなるかわかりませんが、もしかなりの参加があれば県民の〇%が参加したことになると成果をPRできますよね。
応募資格が意味不明
岡山県在住はわかるのですが、「ゆかりがある方」の定義が意味不明です。いっそのこと全国の方を対象にすればよいと思います。前項の「県民全員が…」と矛盾するんですが、この資格のせいで他県の方だからこそ見えてくる岡山の魅力が一瞬で消えましたね。
Go To トラベルキャンペーンがあるにもかかわらず、岡山県民の県内の旅行や近県の方の旅行を対象にしているのであればこじんまりおさまってよいのかもしれませんが、マップの作成まで大風呂敷広げるのであれば資格対象を全国に広げるべきです。
キャンペーンの状況
7月20日現在
7月20日現在、「#撮りっぷ岡山」というハッシュタグのついた投稿は667件です。
667件というと多いのか少ないのかわかりません。さらに参加条件が「撮りっぷ岡山」公式Instagram「@trip_okayama」をフォローとのことなのでフォロー数を調べてみると、
なんと、139人です。プレゼント当選者数が計64名なので現状約2人に1人が当選となります。これはさずが少ないですね。しかし、7月7日開始でスタートしてまだ間もないこと、9月30日までなのでまだまだ期間があることから今後増えることは期待できます。
10月4日現在
キャンペーンは終了したのですが、気になったのでキャンペーンのインスタグラムアカウントのフォロワーや投稿数を調べたいと思います。「【#美味いんじゃ岡山】インスタ美味いんじゃ岡山ハッシュタグキャンペーン」も始まりましたしね。
2020年10月4日現在の投稿は50件、フォロワー数は918人、フォロー数は1人となっています。
「#撮りっぷ岡山」というハッシュタグがついた投稿は5782件です。
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